『洗濯機水栓を何気なく開けっ放しにしていると、水道代が増えてしまうのでは？』
という意識を持っている方は意外と多いのかもしれません。
また、『開閉を頻繁に行うことで、少しでも水道代を節約しよう』
という考え方が常識のようになりがちです。
しかし、このような価値観が本当に正しいのかどうか調べてみる価値はあると思います。
そこで今回は、洗濯機の水栓を開けたままにしておくことが水道料金へどのような影響を及ぼすのか、そして洗濯機の蛇口を開けっ放しにした場合に起こりうるリスクを詳しく解説します。
あなたの節約法は実は効果なし？勘違い節約が招く思わぬリスクとは？
結論を先に言うと、毎回洗濯をする度に水道の栓を頻繁に開閉する行為は、実は水道代の節約には繋がらないのです。
こうした誤解が生じがちなのは、全自動の洗濯機が、洗濯機自体が運転を停止している間も、蛇口は常に全開の状態を保ちつつ、それでも水を完全に止めてくれるような装置、いわゆる止水栓が搭載されているからです。
それが故に、洗濯機が運転を停止している間、蛇口を開けっ放しにしていても（もちろんこの場合、止水栓が付いている洗濯機を前提としますが）水道料金が余計に発生するということはないのです。
また、蛇口を全開にした状態で使うのと、半開にしたり、ほんの少しだけひねった状態で使うのとでは、水道料金に影響はないのです。
それどころか、蛇口を半開にしたり、ほんの少しだけひねるという行為は、洗濯終了までの時間を遅くしたりといったデメリットを増やすばかりです。
そのため、最良の方法としては、蛇口を全開にして使用することをおすすめします。
節水だけじゃない。日常生活に必要な大切な習慣
洗濯機の水栓を常に開けている状態にしていると、蛇口とそれにつながる給水ホースには無休止で水圧がかかっています。
その結果、ホースの内部に存在するパッキン部分が、普段よりも早く劣化を起こす可能性があるのです。
パッキンが劣化した結果、水が漏れるという問題が発生する恐れがあり、それを防ぐためにも、基本的な対策としては、洗濯機の使用後には都度、水栓を閉めておくことが推奨されます。
なお、集合住宅にお住まいの方は特に、使用しない時間帯には蛇口をしっかりと閉じておくことが、安心かつ安全な日常生活を過ごす上で必要となります。
なぜなら、もし水漏れという事故が発生した場合、それが近隣住民に迷惑をかけるだけでなく、あなた自身が多額の賠償金を支払う義務を負うことになる可能性があるからです。
実際、外出中に地震が発生、その衝撃で洗濯機のホースが外れ、結果的に水が漏れ出してしまったということがありました。
その人が住んでいたのは集合住宅で、その漏水により下の階が浸水被害に遭ってしまいました。
損害賠償費用を含め、その人は最終的に100万円以上を支払う羽目になったのです。
このような事例を知っているからこそ、洗濯機の水栓は使用後には必ず閉めていただくことを強くお勧めします。
水まわりの修理や交換、セルフチャレンジは要注意！
とはいうものの、私自身も、かつては洗濯機の水道の蛇口なんて、開け閉めする事について考えたことなんて一度もなく、触った経験すらなかったんです。
久しぶりにその蛇口を回してみると、水が出る部分に閉じ込められていた錆が出てきたり、動きにガタが来てなかなか動かすことができないという事態に陥ることが、意外とよくあるんです。
ここで大切なことは、こういった状況に遭遇した時に、力ずくで無理に蛇口を回そうとされてはいけないということです。
多少は動くかもしれませんが、それ以上に蛇口を痛めてしまうリスクがあります。
水回りのDIYを失敗すると、水漏れが起こり、家の中が水浸しになるという、悲惨な事態に発展する可能性がありますから、皆さんも自分で修理する前に、一度専門の業者 最速おかたづけ隊にご相談ください。
もし、新しいものと交換するなら、最新の製品は非常に高機能で幅広い特長が含まれています。
これにより、無意固にお部屋が水浸しになるいう悲劇を事前に食い止められます。
が、
機能が付いているからと言って常時利用するものではなく、使用後は水栓をきちんと閉めるという原則はお忘れなく！
私たちは、洗濯機の水栓に関する修理や交換にも対応してますので、誤って怪我や水漏れを引き起こす恐れがあると思われたら、大変な事態に繋がる前に何でもお気軽にご相談ください。
